【スキルの整理】PMPを取得して早2ヶ月
入社して6年も経てば、仕事の幅や責任、付き合う方々や後輩も増え、マネジメントを行うことも増えてきました。プロフェッショナルであるために何か資格を取ろうと思ったのがゴールデンウィークでした。プロフェッショナルとは何かも考えながら。
そこでマネジメントのスキルを体系立てて整理するようPMPを取ろうと決めました。国際資格で共通プロトコルだしグローバルプロジェクトでも使えるし、名刺にも入れられるし。でも落ちると3カ月は受験できなくなり、一度落ちると勉強した事も忘却曲線に従い、遥か彼方へ。さよなら三角また来て失格!
と、なりかねないので、短期集中型で取り組みました。
- 勉強量
5末月から勉強を開始して7月の上旬に受験し、無事1発で取得しました。大体勉強時間は100時間ちょいだった気がする。毎日2時間とか。
- 勉強方法
隙間時間の有効活用。これに限ります。まず何よりPMBOKをひたすら読み、ITTO(Input, tools, method and output)をひたすら暗記。暗記しながら、実務ではどうだったかを頭の中で反芻しながら繰り返して長期記憶に持っていきます。通勤時間は勿論、隙間時間でもPMBOKを読み問題集を解き、実務でも要求事項マトリックスなどを用いて案件を進めたりしました。
- PMPの辛いところ
とにかく範囲が広い。似たような表現や紛らわしいものが多い。ツールと技法は暗記しても、そこで知識エリアやプロセスがどう回るのか実務を通して理解しないと定着しない。
- 辛いところに対する工夫
そこで私は得意分野を模試を通してまず整理。例えば自分の場合はスコープマネジメントやコスト、リソースマネジメントが得意みたいだったので、そこをひたすら深堀(スコアを稼ぐ軸を作る, 90%の正答率)
逆に苦手だなと感じた分野は、リスク、調達、そして品質でした。上記の得意分野をサポートするくらいの力加減で勉強しました。
- 工夫で得られる効果
得意分野と苦手分野を分類して取り組むと、かなりスコアの伸びを感じました。
得意分野では必ずスコアが取れる状態にする。そしてこの工夫は本番でも効果を得られます。
- 本番直前
あとは、この表とPMBOKをひたすら読みこむ
PMBOKの隙間や細かい部分をペンで線を引きながら、問題をこなして、知識の隙間を埋めていく。
ちなみに計算問題は解き方さえ理解できれば点数取れるところです。
参考書は虎の巻なんかがオススメです。
極める方は色々と参考書を解くといいでしょう、でも大切なのはPMBOKへの理解とアメリカ人の考え方です笑
模試を解いて、各分野が目標スコアに達したら、ウェブからスピーディに受験日を決めて会場に向かいます。忘却曲線との戦いです。
- 会場
東京と大阪の2会場がありますが、早めに予約しましょう。枠は限られており、どんどん埋まっていきます。下手すると試験は1カ月後になり、忘れないために、さらに1カ月勉強する羽目になります。
- 試験会場のセキュリテイチェック
会場では金属探知機を、使われるなど、かなり厳しいセキュリテイチェックをされるのでビビります。机にもカメラが設置されていたり。
- 本番試験で大切な事
ITやプロフェッショナル資格系で散見される問題や設問のわかりづらい日本語は言うまでもなく。
模試や勉強と違い、どの知識エリアかどのプロセスか丁寧に問題は答えてくれません。例えば、勉強するときはスコープマネジメントの問題を解くと、最初からスコープマネジメントだと分かって解くので選択肢も理解しやすいけど、本番では教えてくれません(1問目から品質マネジメントからの出題があるという事)
なので、この設問や文章はどこのエリアを尋ねているのか、そしてそれは自身の得意分野かどうかをまず把握することです。
そこを強く意識すればバラバラの順序であっても、混乱もありません。混乱すると時間をロスします。
ここで事前にいかにどのエリアやプロセスが得意分野かどうかを整理しておくことが活かされます。
- 合格した後は
ピンバッジや証書、名刺へのPMP記載を忘れずに。何よりPMPが大変なのは取得したあとの。つまりPDUを稼ぐことです。次は一気に40稼げるITIL INTERMEDIATEを受けてみよかな 。